4月から7月までは、月に何度か被災地に出向き、犬小屋やフード等をお渡ししてきました。現在は、月に1~2回仮設住宅を回り、動物飼育物資だけではなく、被災者の方々への生活物資を届けています。
岩手県大槌町、釜石市、大船渡、陸前高田、宮城県気仙沼市などの中でも、東北自動車道から2時間から2時間半かかる交通の便の悪い仮設住宅を中心に訪問してます。これだけの広域な被災地なので、なかなか物資が足りていない仮設住宅が多く、「このような支援は初めてです。車がないので助かります。」「支援物資を頂ける場所まで行けないので、仮設住宅まで来てもらえると本当に助かります。」「買い物はバスなので、大きいものや重たいものは買えなかったのでありがたいです。」などなど、大変喜ばれております。 気仙沼市本吉町では、90歳の方が瓦礫を撤去し土を入れ替えて丹精込めて育てた大根や白菜、ネギなどをお礼にいただきました。
※岩手県大槌町。個々の仮設住宅には近くにお店がなく、1日に2本しかバスが来ません。車がない方や高齢の方が本当に喜んでくださいました。
ペットの飼育は地域差がかなりあります。屋外でなければいけなかったり、吠える犬は仮設では飼うことが出来ず、近くの山につなぐしかない方や、流された家の跡地につながれている方、月に3万円かけて預かってもらっている方など様々です。私たちが出会った多くの飼い主の方々は、「犬のおかげで自分たちは助かったから、何とか家族として犬と一緒にいたい」と話しています。
※厳しい寒さに向かう中、犬の洋服に飼い主の方たちはとても喜んでいました。
今年の春以降は、被災地の小中学校から『補助犬との交流学習』の依頼がきています。一人でも多くの子供たちが、ユーザーの方と補助犬が互いに助け合いながら、楽しく生活をしている姿を見て何か感じてもらえれば、また、楽しい時間を共有してもらえたら・・・と思っています。
ご寄付や支援物資でご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。被災地で必要とされ、協会ができる活動を、今後も続けてまいります。